リスタスクールです。
2学期がスタートし早2ヶ月。
少し肌寒くなってきて
そろそろ冬も感じ始める今日この頃。
私たちのスクールは
1年を通して入寮、卒寮を繰り返しており
ご家庭によってその時期は異なります。
子どもたちそれぞれのゴールがあるため
掛かる期間やそれまでのタスクは様々。
ただ共通することは
家族で “達成できた” という同じ認識を得て
自宅での再構築に自信が持てたタイミングで
子どもたちを卒寮に向けて送り出すこと。
こうして家族のリスタートを遂げるのです。
今回は最近の卒寮式の様子をご報告です。
2学期になり通学が軌道に乗り、
子どもたちの自信が回復したと同時期に
家族の課題についてクリアにしていきます。
時には思い出したくない過去や
耳が痛くなるような話も展開されますが、
それでも過去の反省を受け入れて
新たな思考を取り入れることが重要です。
その後は試験的に一時帰省を取り入れながら
自宅での様子をお互い振り返ります。
寮での生活習慣が根付き
見違えるような生活が達成できた子。
寮だと朝から自分で起きれていたものが
自宅に戻ると一気に弱くなってしまう子など。
最終調整を繰り返しながら進めていきます。
そうした過程を経て、
お互いの自信を取り戻したタイミングで
晴れて卒寮式の日を迎えます。
卒寮式はリビングで全員集合がお決まり。
24時間の生活を共にした仲間から
最後のメッセージを一人ずつ伝えます。
「こんな思い出があるね。」
「もう戻ってくるなよ。」など、
伝える言葉はさまざま。
子どもたちの絆を強く感じます。
そして寮長お手製の思い出ムービー鑑賞。
入寮したての写真から今日に至るまで。
髪型や体格の変化はもちろん、
笑顔が増えていく過程をムービーで追う中で
いろんなことが頭をよぎり
笑いも起こる中で少し寂しさも。
そして親御様からも寮生たちに言葉をもらいます。
「あなたたちの親御さんも
きっと早く帰ってきてほしいと願っている。
だからここで最後まで前向きに頑張ってね。」と
親御様だからこそ伝えられる言葉を
涙ながらに語っていただきます。
最後に卒寮証書授与。
こうして卒寮式は終わりです。
笑いと感動に包まれながら
みんなで卒寮生の旅立ちを祝いました。
締めは記念撮影。
子どもたちが寮に居る間、
たくさんの写真を撮らせてもらいますが
これが最後の写真撮影です。
この写真をいつか見ながら
「この日があったから今がある」と
思ってもらえるといいなと願います。
こうしてたくさんの子どもたちを
送り出してきた私たちリスタスクール。
ただ何度も卒寮式を行っても、
毎回違った雰囲気や色を持つ卒寮式には
“家族” の素晴らしさを考えさせられます。
後日卒寮式を終えた親御様から
いただいたメッセージです。
このメッセージをいただく中で
私たちの存在意義を改めて再確認でき
また新たな子どもたちへのサポートへの
原動力と向上力へ繋がります。
この日まで私たちを信じて
一緒に日々の活動にご協力をいただき
本当にありがとうございました。
少し掛け違ってしまったボタンを
丁寧に解いてもう一度掛け合わすこと。
そのお手伝いをさせていただきながら
1つでも多くの家族がリスタートできるよう
これからも尽力していきたいと思います。