伊藤幸弘塾です。

前回に続き、寮内で過ごす子どもたちの
プログラムの様子をお伝えします。

 

こちらは美術のプログラム。

この日は絵の具と油を使った水彩画を
みんなで作成しました。

個々の感性を生かして
取り組む美術の時間。

美術には正解がないからこそ
大人の私たちには作り出せなかった
興味深い作品が生まれたり、
それぞれの表現を見出すことができるので
指導する私たちも楽しみなプログラム。

そして仲間の作品も見ることで
さらなる感性が磨かれていくのです。

今回も素敵な作品をありがとう。

 

こちらはクッキングの様子です。

クッキングの日は近くの地区会館をお借りし
調理実習さながらの環境で行います。

この日は『一口もちもちドーナツ』を作りました。

最初にレシピを確認したら
あとは班ごとに協力して進めていきます。

量って、こねて、まるめて、、
学校に行く仲間たちの分も調理します。

ポンデリング風や餃子風を作る子も。

そして揚げていきます。

きつね色になると可愛いですね。

ドーナツの出来上がり。

みんなで美味しくいただきました。

 

最後に課外活動の日の様子。

5月は登山のプログラムでした。
お馴染みの高尾山を登ってきました。

天気は良好。
初めての登山の子も多いので安全に上り進めます。

  

穏やかな日差しと道のりと自然豊かな景色に
足取りは軽く、あっという間の山頂でした。

登り切ると湧き出る達成感。

日常では味わえない感情と経験です。

 

なんだか神々しい1枚。(笑)

帰りの電車では寮長にもたれて熟睡。
とってもかわいい1枚です。

 

5月もみんなお疲れさまでした!!

最近入寮してくれた子が
「久しぶりに活動して疲れた~。
けどなんか普通に戻った気がする。」
と話してくれました。

自宅で過ごしていた日々は
昼に起きて1日ゲームや動画鑑賞をして
陽の光を浴びずに食事やお風呂も疎かに。

家族とのコミュニケーションも
ほとんど取れないような毎日でした。

こんな日常は普通ではなかったと
寮に来てくれて気付いたようです。

”普通” って、抽象的な言葉ではありますが
これがこの子の本音だと感じます。

そしてこの普通を過ごすからこそ
得られる喜びや楽しさ、時には悔しさを
実感しながら人生を大切に生きてほしいと
改めて切に感じられた言葉でした。

1学期も後半です。

1日1日を大切に。
充実した日々になりますように。