この日の午後プログラムは、コロナウィルス感染防止の自粛期間中、

子どもたちの食事でお世話になった下北沢一番街商店街の飲食店の方々へ、

お礼のため、感謝の言葉を伝えに商店街を歩き回るべく、

まずは、各店舗ごと、色紙にお礼の言葉をしたためました。

 

どのように書いたら良いか思案する子どもたち。

子どもたちは、誰もがこれまで経験した事が無かった

非常事態の期間中を振り返りました。

その期間中、下北沢一番街商店街の一角にある弊社のフリースクールが、

昼食で1度にスタッフの人数も含めて30名分ほどの大量のお弁当をオーダーし、

お世話になったことは、これまで以上の地域社会に根ざした一員であると

実感しながら過ごした日々でした。

 

フリースクールのスタッフも、一部、感染防止のため出勤不可能な状況でしたので、

普段手作りの温かい食事を調理専門スタッフが準備しておりましたが、

自粛期間中にテイクアウトなどの食事を子どもたちの食事メニューに

組み込むことが出来たことは、大変助かりました。

 

それでは、ご覧ください。子どもたちの感謝のメッセージです。

まずは、「狛犬珈琲」さまへの色紙です。

次は、「もり蕎麦 太田」さまへの色紙です。

次は「とん水」さまへの色紙です。

そして「Cucina Italiana Pizzalina」さまと「mixture bakery&cafe」さまへの色紙です。

最後に「中華そば こてつ」様への色紙です。

色紙へメッセージを書き終えたら、みんなで出発しました!

1軒1軒、お店を回って、声に出して、感謝の気持ちを伝えました。

お礼のマスクと色紙も渡しました。

最初、子どもたちは緊張気味でしたが、お店の方々も笑顔で対応して下さり、

子どもたちも笑顔に・・・。

目を見て、丁寧にお礼の色紙を渡して、感謝の気持ちを伝えることが出来ました。

塾長の佐野が子どもたちにもスタッフにも、よく語っている

「ありがとう教育」という教育理念があります。

相手から「ありがとう」と言ってもらうことで、子どもたちの心の成長を育み、

自分からも「ありがとう」と言えるようになります。

 

現代社会は「効率化」を肯定的に捉えられているため、

ともすれば人間関係が希薄な生活環境となります。

 

大都会の東京、下北沢も然り。寮生活を過ごす青少年期の貴重な期間が、

地域社会の中で、大人になって自分が社会の一員となって活躍していく前段階。

 

一人ではなかなか恥ずかしく照れてしまう「ありがとう!」と感謝して

お礼を伝える経験は、子どもたちがみんなで行動することにより、

それぞれが自然に声に出して伝えることが出来ました。

 

今後も、弊社では下北沢一番街商店街の皆さんと連携し、

社会貢献活動を考えていきたいと考えています。