リスタスクールです。

近年小学生の不登校が増加傾向にあり、
文部科学省の調査によると
小学生の不登校数は全国で約13万人。

この数字は10年前と比較すると約5倍。

リスタスクールでも年々
小学生のお子様をお持ちのご家庭からの
相談や入寮が増えている現状があります。

現在25名ほどの寮内には小学生が5名。

小学3年生~6年生まで、
不登校やゲーム依存など問題はさまざま。

幼い年齢であるため、
親元を離れさせてしまうことは
どのご家庭も苦渋の決断でした。

ただ問題を抱える小学生のお子様は
上手く親子分離をできていないという
側面の事実があることを
私たちはこれまで多く感じています。

楽しいことは一緒にできるけど、
伝えなければいけない聞き苦しいことや
子どもにとってネガティブなことは
なかなか乗り越えさせられない親子関係。

そんな親子関係が積み重なり
子どもの年齢とともに体格や知識も勝り、
最終的には家庭内で王様のような
状況になってしまう家庭も見てきました。

だからこそ、この年齢であるからこそ
親子分離をすることが家庭にとって
大きなキッカケとなり得ると思うのです。

『かわいい子には旅をさせよ』
という言葉があるように
人生は楽しいことだけではなく、
自分で乗り越えなくてはいけない辛いことも。

長い人生において、それらに対応できる
経験をさせることが大切だと感じます。


リスタスクールに最近入寮した2名の小学生。

ひとりは小学6年生のAくん。

卒業式を控えていた時期ではありましたが
出席の意思は弱く、日々が過ぎていた状況。

そんな子が入寮して数週間。

日々の生活が安定し、
学習や運動など充実した日々を過ごす中で
徐々に思考もポジティブに変化。

不登校になってしまった経緯や気持ちを整理し
改めて学校へ行くことの意味を考え、
周りの登校していく仲間の姿を間近で見る中で
「行ってみようかな」という気持ちになり、
卒業式前から再登校を果たすことができました。

電車で通学の道のりは不安もありましたが
スタッフも一緒に登下校を繰り返し
自分できちんと通学をできるように。

これもまたひとつの自信となりました。

そして卒業式には無事に出席。

一生に一度しかないこの晴れ舞台を
家族で見届けられたことの喜びを
一緒に共有することができました。

4月からは寮から地元の中学校に通っています。

 

そしてもうひとりは小学4年生のBくん。

あるキッカケから登校ができなくなり、
昼夜逆転の生活となってしまいました。

そんな生活が自宅ではなかなか改善できず
リスタスクールへと入寮することに。

寮に来てしまうと明るく人懐っこい性格で
お兄ちゃんたちに可愛がられる存在に。

ただそんなある日、寮生とのトラブルで
頑なになり、切り替えができない場面が。

このトラブルが私たちにとっては
更生改善のチャンスであり、
自己理解を深め対処法を身に付けられる
大切なタイミングだと認識しています。

丁寧に感情を紐解きながら
「こんな時どうする」という
取扱説明書を持たせてあげるのです。

まだまだすぐに実行することは難しいですが
寮生活だからこそ得られる経験や
たくさんのコミュニケーションの中で
ひとつずつ攻略していってもらい、
自身の成長とバージョンアップを認め
自信を付けていってほしいと思っています。

 

幼い年齢であり、
まだまだ様々な外的影響によって
何色にでも染まれる子どもたちだからこそ
どのように接し導いていくのか、
悩まれている保護者様も多いと思います。

ただどのご家庭にも必要なのは
時代の変化をきちんと把握し、
子どもの特性を理解しながら
必要な環境設定と支援を行うということ。

見守る時期も大切ですが
見守り続けてしまうことは一方でリスクでもあり
本人が社会から得られる自己肯定感や
コミュニケーション力、経験値や可能性、
成長の取得を妨げてしまっている場合も。

一度今の状況を見つめ直し、
何か状況を変えたいと思う方は是非ご相談ください。

入寮という選択肢だけでなく、
訪問や通所型などのサポートもございます。

また自宅で実践できることもお伝えできればと思います。
(相談は無料になりますので是非ご活用ください。)

お問い合わせはこちら

不登校解決ダイヤル
📞03-3481-0038(相談無料)

1人でも多くの子どもたちが
充実と成長ができる毎日が送れますように。

お父さま、お母さまの子育てが
心に余裕のある穏やかな日々でありますように。