フリースクールに入寮するほとんどの子たちは昼夜逆転の生活をしてきました。
それは、ゲーム依存やネット依存と関わりが深い、問題行動の1つと言えるでしょう。
昼間もスマホが手放せない状態で、取り上げるものなら親御さんにも暴力も振るいます。
これが依存状態であり、ゲームやネットなどが生活の中心になっていて、
不登校・ひきこもりになり、食事も楽しむことなく、お風呂にも入らず、爪や髪も切らず、
一般的な日常生活が送れない子が、実に多いです。
では、なぜ、子どもたちは、ゲームばかり、ネットばかりして不登校になるのでしょう。
単に、ゲームやネットの魅力にはまったということもあるとは思いますが、
入学してすぐ学校の人間関係でつまづいたり、勉強の遅れやいじめがきっかけだったり、
家庭内の問題などに悩みが原因で不登校になってしまうこともあります。
多くの子は、半年~数年など、自分の今後に「このままではいけない」と気づきつつも、
学業復帰、社会復帰出来ない自分に悩みながら現実逃避していることも多いです。
そして、自分の思うように過ごすことが出来るため、いつしか、その環境に甘んじて
しない(慣れてしまい)、「自分勝手」で「わがまま」な毎日を過ごしてしまいます。
弊社としてましては、親御さんに「アウトリーチ」の有効性を活かしていただき、
「外部の者が対象者に出向き積極的に支援をしていくこと」で、お子さんの
生活改善の良いきっかけとなり、昼夜逆転など改善すべき問題行動を本人が気づき、
自立(自律)することが出来て、社会復帰、学業復帰するところまで、
しっかり支援しております。
伊藤幸弘先生も、「昼夜逆転は良いことがない!」や「昼夜逆転を直すことが大切!」
と繰り返し、おっしゃっています。まずは、そこからだと・・・。
以前、ご相談があった親御さんは、お父さんの言葉で、
「子どもが昼夜逆転が問題行動の1つなのですが、みんなが寝る時間と、
どんどんずれています。昼に寝るようになり、夕方に寝るようになり、
また夜に寝るようになり・・・と、1周して戻ってはいるのですが(笑)
自分たちでは、どうすることも出来なくて困っています」と、おっしゃっていました。
1周してしまうことをお話下さいましたが、次は2周になって欲しいと願っていて、
昼夜逆転を変えることが出来ないお手上げ状態。本当に、お子さんのことを
心配されている親御さんで、お子さんのことを想う優しいお父さんなのは、
とても素晴らしいと思いますが、この問題にお子さんと向き合えず、
腫れ物に触る状態でいると、問題はずっと続いてしまうことになります。
本来であれば、家庭内で解決することが出来れば何よりですが、
手に負えず、弊社に相談されるかたは非常に多いです。
そのくらい、お子さんの昼夜逆転を改善させることは、なかなか大変で、
簡単に解決出来ない問題行動です。
弊社では、生徒たちは、全寮制の生活となってから、まず生活最初に生活習慣を改善し、
それから、スマホ教育の一環としてネットやゲームと上手に付き合っていくことが
出来るようにしています。そして、ネットやゲームをしなくても「楽しいことは
いっぱいある」と気づいて欲しいとも考えています。
それは四季折々の季節を感じる行事、家庭的な温かい気持ちになる栄養いっぱいの食事、
様々なスポーツ、アート体験、友達とのコミュニケーション、就労経験、今後の目標設定など、
現実にも楽しいことを見つけ出せることが大事なことだと思っています。
★福祉分野における【アウトリーチ】とは・・・
アウトリーチ(Outreach)は直訳すると「外に手を伸ばす」こと。
福祉分野では「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、
行政や支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセス」のことを言う。
無料:個別相談&オンライン面談:開催中です!
現在、伊藤幸弘塾では、新型コロナウィルス感染対策のため自宅待機の状況の中で、
家庭の中で出来ることに対してのアドバイスをさせていただきます。
電話、または(面談が出来ないため)オンラインのビデオ通話でも行います。
30分~1時間程度、無料で、しっかりと、お話を伺わせていただきます。
伊藤幸弘塾 無料:個別相談&オンライン面談
TEL:03-3481-0038 (月~土 9:00~20:00)
こちらからも、どうぞ↓
https://www.ito-juku.jp/consultation