子供たちに必要なこと

 

家族を持ち子供を授かったら育児という役割が増え、当然のごとく子供を立派な大人に育てたいと願いを混み目の前のことに打ち込む

 

目の前のこと、つまり育児は次第に増えてくる

保育園の送迎

ママ友

公園デビュー

小学校

習い事

PTA

 

これは育児の側面だけであるが、実際のところは家庭にはたくさんのことが敷き詰められている

炊事、掃除、家事、姑問題、時にはノイローゼ

そして受験問題に習い事の送り迎え

接待ばかりで育児や家事に見向きもしない旦那

 

今でこそイクメンという言葉が世に流行りだしているが、10年前にはそんな言葉すらなかった。なかったと言ったら語弊があるかもしれないは、そのような制度があったとしても日本で進んで男が家事に進むことはやはりどこか後ろ指さされる気持ちになる方も多かったのではないだろうか?

 

つまり何が言いたいか?世の移り変わりを言いたいわけではない

ちょうど今(令和元年)において13〜18歳の子供をもつ主婦の方々は溢れる育児や家事業務を一人で担ってきた方々が多いのだ

 

ここは日本であり、男尊女卑などという差別的な意味ではなきにしろ、男は仕事、女は家事という古い風習が母親や子育てに影響を与えてきたのも事実である

 

母親はひたすら報われることのない仕事を子供が自立するまで永遠と黙ってこなすのが良かれと思われてきたのも事実である。

 

それがどのような影響を子育てに及ばすか?

家事に労いを示さない旦那

つい最近専業主婦の労働を時給換算して年収にするととんでもない額になると巷では騒がれたものだ。それ自体がナンセンスであるという意見もあるが、事実、子供のたちに全力で打ち込んできた世の中のお母さん方の多くがこう言う

「旦那や子供に褒められてことなんてない」

誰だって褒められたいものだ、父親が会社で上司に褒められたら気持ちをよくして目の前の書類やクライアントに打ち込めるのと同じで、母親だって同じだ。

歯の浮くような演出を織り込んだ年に1回のサプライズの誕生日よりか、毎日1回でもいいから大げさでなく、等身大の「ありがとう」が欲しいものなのだ。

 

自己肯定感の下がる母親

誰にも褒められなくて当然マインドがしっかりと身についている母親は当然のごとく自分の価値を他者から感じられないので自己肯定感が下がるばかりである。

そうこうしているうちに自分の価値も見失いがちなので、自分に褒美を与えようとしないのだ。どちらかと言うと、むしろ自分で自分を楽しませる行為に対して罪悪感すら感じるようになるのだ

  • おしゃれをしない
  • 化粧をしない
  • ランチに行かない
  • 友達と飲みに出かけるなんて大罪である

そうこうしているうちに母親は活気を失い、やつれた顔で子供のためにカラ元気を始め空回りがし始める

夫婦仲のすれ違い

家の中に見向きもしない旦那

やつれきった妻

労いの言葉も彩りも失ったリビング

家庭ができるまではリビングで二人で観る2時間映画なんで大イベントだったはずだ。ネットフリックスやhuluのない時代、二人でレンタルショップに行きDVDを探すのだってとても愛おしい時間だった。寝る間も惜しんでいたはずだ。

しかし、子育てや家庭を持つために次第に物は増えてがシーンとしたただただ片付いている空間が家の中に広がっている。

会話と言えば献立や入浴、支度や準備などの業務連絡ばかり。どこかギクシャクしていて、次第に口ケンカばかりが増える現実もある。

さて、この1から3までの雰囲気を子どもはどう感じるだろうか?

いくら子供に全力を注いでも子供は家庭が冷え込んでいたらどんなものを与えても、どんな豪華な食事を与えても心は温まらないところか成長しないのだ。

子供にとって1番に必要なのは英才教育でもなく、複数の習い事でもない

1番に必要なのはお父さんとお母さんの笑顔なのだ。子供は基本的に多くの経験や大人との交流、言葉で心を成長させるのだ。人間関係を食べさせて心を育ませるのだ。そのためにはまずは初めての人間関係である親が温かい雰囲気を子供に与えなくてはならない。

 

冷え込んだ雰囲気で食べる豪華ディナーよりか

温かい雰囲気で食べるおにぎりの方がよっぽど心に栄養を届けられる。

 

子供に全力を尽くすのもとても素晴らしいことだが、それに忙殺されて本来あるべき姿を忘れては本末転倒なのだ。不登校などの子供問題は子供だけの問題ではなく家族の問題である。一人それぞれが何かしらを抱え蓄積続けた結果不登校問題となる。

もう少し自分を大切にしてみませんか?

 

1旦那さんは少し奥様の家事や育児に興味を示したり、工夫を凝らしてる点を聞いてみませんか?そして、時にはどんなことが手伝えるか作業分担を少しだけでもしてみませんか?そしてその感想を意見交換して一緒にリビングという空間に温かい空気を注いでみませんか?

 

2お母さんは少し育児を誰かに頼ってみませんか?

たまには旦那さんに協力してもらったり、祖父母の力を借りたりしてお友達とショッピングに行き、自分のものを買って少しお化粧品なども購入してご自身を愛でてみませんか?きっと旦那さんもお子様も喜びますよ

 

3たまには手を抜いて夫婦二人でカップラーメンを食べながらお笑い番組でも見て屈託無く笑ってみませんか?そうするとお子様もリビングはなんだか楽しいことが起きる居心地の良い場所なんだと二人の笑い声に誘われるかもしれませんよ。

子供にとってとても大事なのは両親の自然に楽しむ姿です。

苦労している場面ばかり見せると子供はきっとこう思います

「大人になるって嫌なことなんだな」

そうではありません、大人だからこそ楽しいことがたくさんあるはずです。

子供が一番初めに出会う人生のお手本はお父さん、お母さん

ぜひ、二人が「人生って楽しい」って姿を見せてあげてください。

それがまずは子供にとって必要なことです。

何気ない日常の変化やマインドセットが子供の心には大きく影響を与えられることを覚えておいてください。